1DAY自動車運転者保険 について
急に他人の車を運転することになった時、乗る車の自動車保険内容によっては、
本人・夫婦限定や家族限定、運転者年齢制限などの条件付きのため、保険適用外になってしまうことがあります。
そんな時に「1日単位で手軽に入れる保険」が、「24時間単位型自動車運転者保険」です。
「1DAY自動車保険」とも言われ、1日だけや短期のみで加入できる保険です。
旅行に行くため友人から車を借りる時など、車を貸してくれる友人が加入している自動車保険の内容を
変更してもらう必要がないので、便利な自動車保険です。
「24時間単位」になっており、例えば夕方18時から車を借りて出かける場合、
18時から保険に加入すれば、翌日の18時まで保険が適用されます。
主な加入条件は以下の通りです。
友人や家族など「他人の車」を運転することが条件
・レジャーで友人と、友人の車で出かける時に、運転を途中で変わる場合など。
・実家に帰省した時に、実家の車の保険適用範囲から外れていた場合など。
あくまでも借りる車であることが条件
自分の車を所有していて、任意の自動車保険に加入せず、
自分の車を使う時だけ1日自動車保険に加入することはできません。
配偶者が車を所有している場合も同様です。
他人名義になっていても、実質的に所有している場合も加入対象外です。
めったに運転しない人や、免許は持っているが自分の車は持っていない人などにお薦めと言えます。
利用しようとしている本人が任意の自動車保険に加入していないことも条件
任意の自動車保険には「他車運転危険補償特約」などが付加されている場合が多く、
これは他人の車を一時的に借りて事故に遭った場合も補償される特約で、
保険適用範囲になりますので1日自動車保険に加入する必要はありません。
まずは、借りて運転する車の任意保険(自動車保険)の内容を確かめましょう。
1日自動車保険には適用されない車もありますので注意が必要です。
補償対象の車はあくまで他人から借りた車ですが、以下のような車は加入対象外となります。
- 運転者本人名義の車
- 配偶者の所有する車
- レンタカー (利用中の事故に備える保証制度があるため)
- 「貨物」登録の車
- 法人名義の車
但し、法人名義の車には以下のような例外があります。
・ローン会社やリース会社が車検証の所有者欄に記載されているだけのもの。
(例えば残価設定型自動車ローンで車を購入した場合は、ローン会社が車の所有者となります。)
・前所有者の法人名が残ってしまった名義残りの場合
(残価設定型自動車ローンで購入した友人(個人)の車を借りる場合には、1日自動車保険の利用は可能です。)
補償内容は、任意の自動車保険と同等の内容です。
対人賠償保険 | 交通事故で、相手にケガをさせてしまった時の補償 |
対物賠償保険 | 事故相手の車や、他人の物損害に対する補償 |
対物超過修理費用特約 | 事故相手の車の修理費用が時価額を超えてしまった場合の補償 |
搭乗者傷害特約(入通院) | 入通院時などに必要な費用を補償 |
搭乗者傷害特約(死亡・後遺障害) | 車の搭乗中に交通事故によりケガをし、後遺障害または死亡した場合に受けられる補償 |
自損傷害保険 | 自損事故を起こして自賠責保険から支払いを受けられない場合に受けられる補償 |
※ 対人・対物の補償は基本的に無制限となっています。
その他、保険会社によっては以下のような補償も追加できます。
車両復旧費用保険 | 借りた車が交通事故により壊れた場合に、修理費を補償 |
車内手荷物等特約 | 交通事故により、車に積んでいた荷物の損壊の補償 |
( 1日自動車保険のメリット )
- 保険料が割安で加入できる。(400円ぐらい~)
(車両保険付きは、1,200円~1,800円程)
- 手続きが簡単でスマホがあればすぐに加入できる。
- 車両保険を付けることができる。
- 等級制度がない。
- 利用回数が多い場合や複数人で運転する場合にお得な割引を受けられる。
他人の車で交通事故を起こした場合、車を修理できないとトラブルになる可能性があり、
せっかくの友人関係にヒビが入ってしまうことも考えられます。
→ 車両保険プランの加入も検討しましょう。
車両保険プランの加入においては、以下のような注意が必要です。
- 車両保険プランに加入する場合はすぐに加入できない
(使用したい日の1週間前までに申込む必要があります。)
- 古い車は補償金額が少なくなる
(15年以上前のお車など)
1日自動車保険には等級制度がなく、保険料が一律で安心して利用できます。
特に自分が所有する車の自動車保険の等級が低い人が、その車を他人に貸す場合には、
万が一の事故の場合でも自ら加入している自動車保険を使わずに済むため、大きなメリットとなります。
( 1日自動車保険のデメリット )
- 運転する度に申込みが必要。
- 人身傷害補償を付けることができない。
(搭乗者傷害保険や自損事故特約で搭乗中の死傷に関しては補償されます。)
- 支払方法をスマホ決済に限っている保険会社が多い。
- 補償が受けられるのは運転している時に起こった事故のみ。
(駐車中の事故は保険適用外。例えばショッピングモールの駐車場に止めていて、
買物中に他の車にぶつけられても補償されません。)
利用回数が多い場合は、年単位の「ドライバー保険」がお薦めです。
→ マイカーは持っていないが、他人の車をよく利用する人向けにある保険です。
但し、車両保険が付きません。また、年齢により保険料が変わります。
(21歳未満など若い人は保険料が高くなります。)
たとえ1日ですが、他人の車を借りての運転ですから、万が一に備え、しっかりとした備えが必要です。
1日自動車保険は保険会社によりそれぞれ特徴が違いますので、ロードサービスなども含めた補償内容を比較し、
自分に合った商品でのご加入をお薦めいたします。
弊社取扱いのあいおいニッセイ同和損保では「ワンデーサポーター」という商品がございますので、
ご入用の際は、お声掛けください。
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