コラム
column

まさか財物より休損の損害額が高額になるなんて

今年も弊社ホームページコラムではみなさんにとって有意義な情報を発信していきますのでご活用くださいませ。

今回は火災保険で補償対象になるケースにおいて「什器備品などの財物(補償対象物)より事故による休業損害額が高額になったケース」についてご案内いたします。

下表は、休業損害による支払保険金の額が、財物による支払保険金の額を上回った件数を業種別にまとめたものです。
過去5年分の件数は以下の通りです。

上位の業種は、飲食店・理美容で、この2業種で全90件のうちの2/3を占めます。
確かに多いわけではありませんが、そこそこあります。
このうち、主な事故状況についてみてみましょう。

いろいろな事情がありますね。
全体的な傾向としては・・・財物損壊の額としてはそれほど大きくはないものの、その財物が営業上不可欠なもので、その復旧に時間がかかってしまった・・・
こんな姿が見えてきます。

給排水設備がとりわけ営業上不可欠な飲食店や理美容では、このようなリスクをはらんでいるのも理解できます。

財物補償や休損補償で補償内容は選べても、何が、どのタイミングで損壊するか選べません。
財物の損壊が少額であっても営業上不可欠なもので、その復旧に時間がかかったら・・・
上でご紹介した90件のお客さまは一定程度保険でカバーし、その損害額を最小限に抑えることができたと言えます。

みなさまの加入されている火災保険(休業損害)の補償範囲はいかがでしょうか?
事故が起こる前にしっかりとご確認いただくことをオススメいたします。

何かご不明な点等ございましたら遠慮なく弊社までご連絡ください。

ぜひ下記のPDFをご参照ください。

「多発する自然災害への備えは十分ですか?」

「地震発生時の企業防衛」

一覧へ戻る