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3月は強風に注意!

関東では、春といえば、日差しが暖かくなり、穏やかな陽気をイメージしますが、

一方で、昨日のような「強風」が吹き荒れ、様々な被害のニュースを目にすることもあります。

文字通り、「春嵐(はるあらし)」、「春疾風(はるはやて)」など、「強風」を表す季語もたくさんあります。

中でも「春一番」は馴染みのある言葉ですが、今回は、「春一番」の意味や、春先の「強風」が引き起こす事故についてお伝えします。

 

「春一番」とは?

「春一番」は、気象庁で「立春から春分までの間に、広い範囲で初めて吹く、暖かく強い南よりの風」と定義されています。

観測されるのは東日本と西日本だけで、北日本と沖縄にはありません。

「春一番」の発生条件や基準は各地域で多少異なりますが、関東地方では、以下の3つの基準があるようです。

1)立春から春分までの期間。

2)日本海に低気圧がある。(理想的には発達)

3)関東地方における最大風速がおおむね風速8m/s以上の南よりの風が吹いて(具体的に東京で東南東から西南西の風で8m/s以上)

前日より気温が高くなること。

ちなみに今年は、関東地方では昨年より14日早く、2月15日に観測されています。

 

春の嵐に注意

東京の「強風」日数の平年値を調べてみますと、最大風速10m/s以上の日数は、1年の中で3月が最も多くなっています。

春に嵐が多いのは、北の冷たい空気と南の暖かい空気が日本付近でぶつかり、低気圧が発達するためで、

「春一番」は、「強風」で海が大荒れとなったことから、漁師が注意喚起を促すために用いた言葉が由来とされています。

ただ、このような「強風」は、海の事故だけではなく、フェーン現象による火災や、雪の多い地域では、なだれを引き起こすこともあります。

フェーン現象とは、湿った空気が山を越えて吹き下りるとき、風下側で気温が上がって乾燥する現象のことで、

それによりなだれが発生することもあります。春先に発生するなだれは「全層なだれ」といい、地表面に積もった雪全体が滑り落ちる大規模な現象です。

また、空気の乾燥が原因で発生する火災にも注意が必要です。

ご参考)気象庁「東京の強風日数」(気象庁|過去の気象データ検索 (jma.go.jp))

 

弊社取扱いAIG損保の、2023年の個人向け火災保険ご契約数の内、「風災」補償の付帯率は91.7%とのこと。

10件に1件は「風災」の補償が付帯されておりません。

 

「風災」補償については、各損害保険会社ともに「風・ひょう・雪災」補償として火災保険の補償範囲となっておりますが、

保険会社や商品により免責金額(自己負担額)の設定や「風・ひょう・雪災」補償自体を対象外にすることの出来る特約があったりと、

きちんと確認しておかないと、いざという時に思い通りの補償が受けられない可能性もあります。

 

この機会にあらためて「風災」補償の必要性と、現状のご契約内容についてご確認されてみてはいかがでしょうか。

ご不明な点、ご要望等ございましたら、お声掛けください。

 

(弊社取扱い損保会社の火災保険商品)

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