コラム
column

個人火災保険 適正な保険金額の設定をオススメします!

個人のお客様で、一戸建ての建物や区分所有マンションをお持ちの方は火災保険にご加入されていることと存じます。

さて、保険金額の設定額について、適正な保険金額の設定額で保険会社もしくは保険代理店からご案内されておりますでしょうか?

 

≪以下、AIG損害保険株式会社の例になります≫

建物評価の際、新築費単価法による評価ですと、建物評価額の70%~130%の範囲で保険金額を調整できるのですが
特に、満期を迎えるご契約の更新の際に、保険料を安くしたいがために保険金設定額を本来の評価額の70%を下回るケースが増えており
「一部保険」のままご契約されてしまい万が一事故の際に適正な補償が受けられないという事案が増えております。

この機会に改めて正規な金額にて建物評価し、大災害発生時に十分な補償を受け取れるよう確認されることをオススメします。

まず建物評価の手順ですが、フローチャートより評価方法を確認することができます。
各評価方法(年次別指数法 or 新築費単価法)に沿って、AIG内システムでの入力を進めていきますが
新築費単価法による評価の場合、建物評価額は70%~130%の範囲で調整することが可能です。

保険金額は、原則として、保険の対象の再調達価額と同額で設定します。
保険金額と再調達価額※の関係によって、以下の3つの区分に分けられることを詳しく解説しております。

※再調達価額=同等の物を新たに建築あるいは購入するのに必要な金額のこと

 

■ 全部保険:保険金額が、再調達価額と同額で設定されている保険のことです(正規の保険設定なので事故の際に満額補償されます)

■ 一部保険:保険金額が、再調達価額を下回っている保険のことです(事故の際の補償が減額されます)

■ 超過保険:保険金額が、再調達価額を上回っている保険のことです(事故の際に再調達価額までは補償されますが正規の保険金額ではないため保険料支払の無駄になります)

冒頭でもお伝えした通り、更改契約の保険金額が評価額の70%を下回るケースが増えており、「一部保険」のままで
契約してしまうと大きな保険事故発生の際に、損害額を保険金でカバーできないというリスクがありますので
必ず正規な保険金額の見直しをしてください。

何かご不明な点等ございましたら遠慮なく弊社までご用命いただきますようお願いいたします。

一覧へ戻る